「まだ仕事が未熟だからこそ、後輩指導を」
ニュース&トピックスパブリックカレッジスクール中小企業コンサルティング | 2016年1月21日
「まだ仕事が未熟だからこそ、後輩指導を」
はじめて後輩が出来たときに、まだ自分自身仕事に対し自身が持てない状況で注意する事をためらった事はありませんか?
注意することのメリットは、大きく2点あります。
・注意を受け正しく仕事ができる→仕事の能力が伸びる
・注意をすることを通じて自分が業務を深く理解できる
→自分の能力が伸びる このように後輩も自分も能力が伸びれば、長期的に考えると、組織の生産性向上に貢献できる度合いが増すだろうと考えられます。
一方、注意しないことのメリットも、大きく2つ挙げられます。
・何もしない→職場の人間関係に変化はない
・時間を自分のためだけに使える→自分は現状のペースで仕事ができる
後輩や同僚に深くかかわらなければ、人間関係の煩わしさを避けることができます。注意の仕方が不適切だということを自分の先輩から指摘されないかなどと、悩む必要もありません。さらに職場での時間を自分のためだけに使えるので、仕事をするペースに変化も生じません。
したがって、現状維持ができると予測できます。
注意することのメリットは、「組織の生産性を向上させられる」こと。
注意しないことのメリットは「現状維持できる」こと。
このように比べてみれば、明らかに注意したほうがいいということがわかります。
能力を伸ばすために、たくさんの人から注意を受け、より適切な仕事のやり方を獲得していかなければなりません。 実は、経験の浅いキャリアの段階だからこそ、きちんと注意をすべきなのです。
まず、後輩を注意する経験をすれば、相手の反応からよりよい注意の受け止め方を学ぶこともできます。これは、自身が注意されるときに役立つでしょう。 経験の浅いキャリアの時期こそ、失敗するチャンスです。 立場上フォローしてくれる先輩や上司がいますから、後輩への指導方法について尋ねたうえで、実行することもできるのです。 早い段階から多様な人とかかわる経験を積み、そうしたことに慣れ、周囲と関係づくりができる力を自分で育てることが大切なのです。